新たな感動を呼び起こす 新型ボルボS60
更新日: 2010/2/10

新型ボルボS60が3月2日、ジュネーブモーターショーで世界に公開されます。最も競争が厳しいセグメントに、これまでのボルボとは異なり、華やかさを纏った新型ボルボS60で参入します。
「新型S60は、そのスポーティなデザインによって視覚的にも魅力的なドライビング特性を約束し、かつ実際のドライビング性能も、ドライバーの期待に背かないことを保証します。これまでのボルボ車のいずれよりも優れたドライビング性能と、このクルマの先進技術が、優秀で安全なドライバーを生み出します。」とボルボ・カーズの社長兼CEOのスティーブン・オデルは語ります。新型S60の導入によって、最も競争の激しいセグメントのひとつである CD プレミアムセグメントにおけるボルボブランドの地位がさらに高まります。

「競争は峻烈で、顧客は自分たちの求めているものを正確に知っています。心に訴えるものがあること、スポーティなデザイン、ダイナミックなドライビング特性が特に重視されます。このセグメントでの成功はブランドイメージにとっても大きく、私達はこの新型S60がセグメント内で最も強い競争力を持っているモデルの一つであると確信しています。」とスティーブン・オデルは語っています。
流麗なクーペスタイル
ボルボXC60は、2008年秋の発売開始以来、昨年末までに61,667台を世界で販売し、ボルボの2009年度ベストセラーモデルに一躍、躍り出ました。日本においても昨年夏から年末までに約500台を販売し、斬新なスタイルとそのスポーティな走りが高く評価され、2009-2010日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベスト(日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催)にも選出されています。あわせて日本初の低速時追突回避&軽減オートブレーキシステム「シティ・セーフティ」を全車に標準装備した点も大きな話題となりました。
新型S60のどこを見てもスポーティでダイナミック、かつスカンジナビアン・デザインを最もよく具現化したモデルです。
「S60の造形は人に感動を与えます。デザインを構成する線の一本一本が人の体と心を夢中にさせます。その輪郭はクーペを思わせ、クルマに近づいてじっくりと見れば、そのリアドアの存在にちょっとした驚きがあるでしょう。」とボルボ・カーズ・デザインディレクター、ピーター・ホルバリーは述べています。実際の線は全て生き生きとした輪郭を描き出すように引かれました。例えば、新型S60のC ピラーはテールランプに向かって肉感的な線を描き、スリムなクーペ風のルーフラインは、低いボディの両サイドのショルダーにかけての新しい輪郭線とともに、フロントのヘッドランプからリアのテールランプまで優しく、かつ力強いダブルウェーブを作り出しています。
ダブルウェーブの中央部のくぼみによって視覚的に車高が低いように見えることで、姿勢が美しくなり、ボディのなめらかさと車高の低さが強調されています。ボンネットの造形とわずかにオーバーハングしたフロントとリアもまた、スポーツカーの印象を強めます。
これまでにないダイナミックなボルボ
新型S60は、流行に敏感なドライバーの目にも例外的に映るかもしれません。またこれまでのどのボルボ車よりも、ダイナミックなモデルであることに疑いの余地はありません。
「私達はこのプロジェクトにボルボのシャシー開発の専門知識を結集し、頂点を極めることに純粋な情熱をもって取り組みました。その結果、これまで未踏の領域に到達したのです。」と新型S60のシャシー開発責任者、ステファン・セールクビストは述べています。 セダンには 2種類のシャシーセッティングが用意され、ヨーロッパ市場では最近開発された「ダイナミックシャシー」が標準となっています。一方、北米およびアジアの市場では「コンフォートシャシー」が、そのスポーツタイプオプションとともに標準となっています。この2 種類のシャシーの違いはダンパーとフロントおよびリアのサブフレームの違いです。「コンフォートシャシー」は、悪路面での滑らかな乗り心地を可能にする柔らかいセッティングが特徴です。
先進のスタビリティコントロールをもつ最初のセダン
新型S60で採用された新しいダイナミックシャシーは電子システムにより、ドライブ時のスポーティな体感を際だたせます。
S60は先進のスタビリティコントロールをもつセダンの第1号モデルとなります。新しい横揺れ角度センサーがきわめて早い段階で横滑りの予兆を感知します。これにより「ダイナミック・スタビリティ&トラクション・コントロール (DSTC) 」が、早期に高い精度で稼動することが可能になります。先進のスタビリティコントロールは、横方向の力がかなり発生するダイナミックドライビングで大きな長所となり、より良いハンドル操作と素早い回避行動をもたらします。
急角度のカーブでのコーナー・トラクション・コントロール
新機構のコーナー・トラクション・コントロールはトルクベクトルを調整して、これまで以上に滑らかなコーナリングを可能にします。このテクノロジーは DSTC システムの改良版です。コーナリングにおいては、クルマの内側の駆動輪にはブレーキがかかり、同時に外側の駆動輪にはより大きな力が伝わります。これによりドライバーは急なカーブもアンダーステア傾向を抑えながら曲がることができます。
高度に進化したブレーキングシステムは新型 S60のダイナミックドライビング特性を支える重要なパートとなっています。セダンはあらゆる条件下で停止距離を最短にするために、相互に連動して働く様々な機構を備えています。
インテリアの高級感

新型S60のインテリアはボルボ車をハイクオリティな新次元に導きます。ボルボ・カーズのデザイナーは合理的で簡素なスカンジナビアン・デザインの伝統に、高揚感とコントラストと遊び心を加えました。
「インテリアには以前よりも華やかな印象を付加しましたが、スカンジナビアデザインの根底にある実用性は失っていません。新型S60は色とフォルム、材質とテクノロジーが一体となり、全く新たなレベルの居住空間を創り出しました。」とピーター・ホルバリーは語っています。
スカンジナビアン・デザインはしばしば、機能性やシンプルさ、明快さといった合理性を形容する言葉とともに語られてきました。新型S60の開発においては、デザインチームはそれらにモダンなタッチとディテールを加え、高揚感とコントラスト、そして遊び心を生み出しました。
新型S60のインテリアはドライバー指向のディテールという点での贅沢さと、5シーターモデルとして同乗者全員に快適なスペースを提供しています。外側のリアシートは中央席の両脇を支えるような形状で、リアシートの膝のスペースも先代のS60に比べ30mm大きくなっています。リアシートは40:60で分割され、トランクの開口部は先代S60に比べ 107mmワイドになっています。
ボルボ史上最高のハイテク - 歩行者検知システム

車両を自分の好みに合わせてスポーティにカスタマイズすることを好む、比較的若いユーザーのニーズに対応して2007年に、R-DESIGNシリーズが導入されました。特別の内外装と、スポーティに仕立てられたシャシーで構成されたシリーズで、現在R-DESIGNは、C30、S40、V50、V70、 XC60、そしてXC90のモデルレンジに設定されています。
新型S60のスポーティな内部には、これまでボルボが運転者に提供したことのない高度なハイテク環境が装備されています。
「新型S60の内部には、フォルムとテクノロジーという2つの領域で革新的なデザインが採用されています。スポーティなフレッシュさが特徴のデザインは微細な細部にまで貫かれています。一方、技術的な面には他のボルボでは体験できないドライブを可能にする最新のソリューションが含まれ、衝突回避安全システムから、インフォティメント、そして世界最高クラスのオーディオにまでわたっています」と新型S60プロジェクトディレクター、トーマス・アルボルグは語ります。
「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」は画期的な技術的ソリューションで、クルマの前を人が通るのを感知するとドライバーに警告し、ドライバーが迅速に対応しない場合は、自動的にフルブレーキをかけます。「検知、警告、フルブレーキによって、歩行者との衝突を回避できる「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」を完成させ、かつ高い信頼性とともに提供できることになった、技術的な成功を私達は心から誇りに思っています。私達の知るところでは、これが世界初のシステムです。このテクノロジーにより自動ブレーキングシステムのブレーキパワーを50%から完全停止が可能なパワーにまで高めました。」ボルボ・カーズのシニア安全アドバイザーのトーマス・ブロベルグは述べています。
時速35kmまでは歩行者との衝突を回避可能
緊急時には、まず警告音と、フロントガラスのヘッドアップディスプレイに点滅する光警告がドライバーへ発せられます。それと同時にクルマのブレーキをプレチャージします。それでもドライバーが警告に反応せず、事故の可能性が高まると、自動的にフルブレーキングがかかります。
フルオートブレーキと連動する歩行者検知システムは、時速35kmまでの走行ならばドライバーの反応が間に合わない場合でも、歩行者との衝突を回避します。スピードが35km以上ならば、衝突前にできるだけ速度を落とすことにシステムは集中します。
衝突時に低速であることは重傷を負う危険性を大きく下げることを意味します。例えば、「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」によりスピードが時速50kmから25kmに減速されると、致死リスクを20%から最大85%まで減らすことが期待できます
標準の「シティ・セーフティ」
新型S60には「シティ・セーフティ」も標準装備されています。「シティ・セーフティ」により、前のクルマが急に減速したり停止したりした時や、速すぎるスピードで静止物に向かっている時に、ドライバーの反応が間に合わなくてもクルマに自動的にブレーキがかかります。このシステムにより時速30km以下ならば低速時の追突回避および軽減が可能となります。
さらにパワフルなT6モデル
生産初年度から、新型S60にはディーゼルとガソリンの両エンジンタイプを用意し、経済的な115馬力の DRIVeバージョンからハイパフォーマンスな304馬力ターボチャージャー・バージョンまでの広いエンジンラインナップを取り揃えています。
T6 ガソリンエンジンは総排気量3.0リッターで、主に低い内部摩擦の恩恵によりさらに改良されています。最高出力304馬力、最大トルク440Nm以上、 6.5秒の0-100km/h加速性能、最大速度250km/hを発生します。同時に、ボルボ・カーズのエンジン技術者は燃料消費を約10%減らすことに成功し、燃費は10.2 l/100km となっています (欧州複合モード燃費、予備試験数値)。
エンジンパワーはボルボの第2世代6速自動ギアトロニック・トランスミッションによって車輪に伝えられます。新バルブと低い摩擦は以前よりも高速なギアチェンジを可能にしています。またAWD (全輪駆動) はT6モデルでの標準となっています。
ダイレクトインジェクション 2リッターエンジン
新型4気筒2.0 GTDi (ガソリン・ターボチャージ・ダイレクト・インジェクション)エンジンは総排気量2リッターで余裕の203馬力、回転数1750rpm以上で最大トルク 300Nmを生み出します。0-100km/h 加速性能はマニュアル・トランスミッションで7.7秒、パワーシフト・トランスミッションで8.2秒となっています。最高速度はマニュアルで235 km/h、パワーシフトで230 km/hとなっています。
ボルボS60 2.0Tの燃費はマニュアルで100km当たり、7.9リッターとなっています。(欧州複合モード燃費、予備試験数値)。
新たにボルボが開発したターボチャージングテクノロジーとダイレクトインジェクション、ツイン可変カムシャフトは低い燃料消費、低排気量と広い回転域にわたるハイパフォーマンスという類のない結合を生み出し、しかも非常にコンパクトなサイズに全てをレイアウトしました。
ターボチャージャーはエンジンの最大出力比で比較すると、市場で最小なものとなっています。もう一つの新たな特徴は排気マニホールドとターボチャージャーが重い一体成形ではなく鋼板から作られていることです。鋼板製のマニホールド自体には、特に新鮮味はありませんが、これまでは鋳造ターボハウジングとの組み合わせでのみ使われてきました。今回採用した、完全に統合された鋼板製の新ターボシステムは世界的な新機軸でボルボが特許を得ています。
生産初年度後期には、2.0 GTDi改良型(T5)がラインナップされ、最高出力240馬力、最大トルク320Nm を実現します。さらに、1.6リッターGTDi エンジンが2 バージョンで登場し、ともに最大トルク240 Nm の180馬力(T4)と150馬力(T3)がラインナップされます。
すべてのGTDi エンジンはボルボの6 速パワーシフト・トランスミッションか6 速マニュアル・トランスミッションが組み合わせられます。
エンジンパワーはボルボの第2世代6速自動ギアトロニック・トランスミッションによって車輪に伝えられます。新バルブと低い摩擦は以前よりも高速なギアチェンジを可能にしています。またAWD (全輪駆動) はT6モデルでの標準となっています。
2タイプの5気筒ターボディーゼル
エンジンのラインアップには2タイプの5気筒ディーゼルエンジンが含まれます。D5ハイ・ツインターボ・エンジンは205馬力と420Nmの最大トルクを生み出します。7.8秒の0-100km/h加速性能 (マニュアル、オートマチックとも)、最高速度はマニュアルで235km/h、オートマチックで230km/hとなっています。昨年春に発表された最新の D5バージョンは、性能要件と操縦性要件は異なるサイズの2ターボチャージャーに結合され、一方から他方へと引き継がれて、広い回転域にわたってパワーアップしました。燃費は マニュアル・トランスミッションで5.9 l/100km (欧州複合モード燃費、予備試験数値)と、クラス最高の走行性能を誇ります。
これ以外に最近開発した2リッターD3エンジンが用意され、最高出力163馬力と最大トルク400 Nmを生み出します。9.2秒の0-100 km/h加速性能(マニュアル、オートマチックとも)、最高速度はマニュアルで220km/h 、オートマチックで215km/hとなっています。
新型の5気筒D3は原則的には現行の2.4Dエンジンと同じですが、燃費の最適化のためにストロークを短くし、シリンダー容量を小さくしました。マニュアル変速での燃料消費はいまや5.2 l/100km (欧州複合モード燃費、予備試験数値)にまで下がっています。
どちらのターボディーゼルとも6速オートマチック・トランスミッションか6速マニュアル・トランスミッションが利用できます。D5は全輪駆動によっても特徴づけられています。
CO2排出量 115g/km 以下の DRIVeディーゼル
生産初年度内に1.6リッターディーゼルエンジンを特徴とするDRIVeバージョンが新型S60に導入されます。燃料消費は 4.3 l/100km (欧州複合モード燃費、予備試験数値)で、115g/km以下のCO2排出量に相当します。エンジンは115馬力、最大トルク270Nmで、6速マニュアル・トランスミッションだけがラインナップされます。
新インフォテインメント・システムと世界最高クラスのサウンド

新型S60には、新しいインフォテインメント・システムが装備され、オーディオユニット、ナビゲーションシステム、携帯電話およびその他の機能で提供される情報が、センターコンソールの上部に位置する5インチまたは7インチカラーディスプレイ上に表示されます。ディスプレイは、ドライバーが前方の道路から目を離さずに、見ることができる位置に設置されています。
「私達はハンドル内のコントロールボタンで全てのインフォテインメント機能にドライバーがアクセスできるようにした数少ない自動車メーカーの一つです」とトーマス・アルボルグは語ります。あわせて新型S60は、先代モデルと比べて上質のオーディオ体験を用意しています。
MultEQが搭載された最初のカーモデルのひとつ
「先進のプレミアムサウンドシステムは、クラスDのデジタル5x130Wアンプ、スウェーデンのAnaview 社の電子回路やドルビー・プロロジックII・サラウンドシステムと組み合わされたドルビー・デジタルシステム、受賞歴を誇るAudyssey Laboratoriesが提供するMultEQテクノロジー、12のラウドスピーカーから構成されています。これら全体で世界最高クラスのオーディオ体験を提供します。」とトーマス・アルボルグは述べています。
新型S60はAudyssey LaboratoriesのMultEQテクノロジーを搭載した世界最初のカーモデルの一つで、そのテクノロジーは家庭内および専門シアター内における音質の空間イコライジング処理の標準として知られています。MultEQ は車内の音響特性による音のゆがみを矯正し、車内の全ての人に改良されたサウンドステージでの歯切れの良いクリアなサウンドを送り届けます。新型S60には、トップブランドの「プレミアムサウンド」以外に3種類のオーディオシステムが選択できるようになっています。
年間販売目標90,000台
新型S60の初年度年間販売目標は90,000台で、その顧客基盤は、例外的に均一に世界中に広がっています。ヨーロッパ (ロシアを含む)と北米、そしてそれ以外の地域でそれぞれ全販売の約3分の1ずつを計上しています。
新型S60は、ベルギーのゲント工場で生産され、最初のクルマは2010年の初夏に、顧客の元に届けられる予定となっています。「顧客の居住地域は、特に考慮していません。北米、ヨーロッパ、もしくはそれ以外のどの地域にお住まいであろうと、ユニークな個性のクルマを探している顧客層を対象としています。私達は、世界中の最も厳しい鑑識眼を持つ顧客に訴える、全く新しいS60を導入します。」と社長兼CEOのスティーブン・オデルは述べています。
(当プレス向け資料に記載した内容及びデータは、ボルボ・カーズのインターナショナルモデルについてのものであり、オプション仕様のものも含まれます。内容は国によって異なることもあり、事前の通告無しに変更される場合もあります。尚、新型S60の日本導入時期は2011年春頃を予定しています。)
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